日記を書けない人の日記

日記を書きたい.

英語多読開始

動機

私,これまで英語から逃げて生きてきました.中高は赤点すれすれ,大学入試は「英語が0点でも受かるだけの点を他の科目で取る」,院試は「教養で乗り切る (出題されるであろう生物ネタを知っておく)」,論文読みはGoogle翻訳,と.

特に,2016年秋以降のGoogle翻訳の精度向上は著しく,それまでは英語で論文を読む努力が必要だったのが,それ以降は1論文あたり2,30分で読めるほどの精度で翻訳をしてくれるようになってしまいました.その結果として,大学入学以来あがりつづけていた英語力は停滞を迎え,TOEICでいうと,2016年でも2019年10月でも500点台前半となっています. Google翻訳から画像処理まで機械学習は私の研究の方に非常に貢献してくれいるのですが,それはまた別の話として.

学会や海外ラボへの問い合わせで痛感した「意思疎通」という意味で英語を話せたほうが,かけたほうがいいという圧倒的事実.博士号を評価してくれる企業は外資系であるため就職にも英語が効いてくるという事実.これらによって英語力を向上させる意識を2016年ぶりに復活させたのです.

方法探し

とはいえ,大学受験において一応は最難関レベルにいたときに一番勉強時間をさいたにも関わらず全く英語力が向上しなかったのに,今からどうするか.

英作文はやるべきだと考えるのですが,私の場合は「海外ラボとのメール」「論文書き」という機会があるため,そちらで十分と考えることにしました.

一方,英語を読めるようになるにはどうすればいいか?

ここで,思い出されるのが研究業界の人々が常々言う「論文たくさん読んだら論文の英語は読めるようになる」でした. 私は元々の英語力が想像を絶するほど低いため一本読むのに無限の時間がかかってしまい,たくさん読むことができないのですが,であるならば論文以外を読めばいいじゃないか.と思ったわけです.

というわけで,Graded readers (レベル分けされた本)を読むことにしました.

多読の仕方

多読について調べてみるとここに色々書いてありました.
要するに日本語と同じように本を読もうということなようです.辞書を引くなと書いてありますが,私は全然わからない単語が日本語の小説に出てきたら辞書を引くので,一冊辺り数回は辞書を引く形にしています. また,一分間に読む語数は100から120でレベルを上げていいとのことだったので,私はOxford BookwormsのLevel2とLevel3を大量に読む状況になっています. 某旧帝大によると,一分間に150から250語を読めるようになったらレベルを上げろとのことですが….

実行中の感想

英語力に関して

測定方法を同じレベルの本を読むのにかかる時間,とするとlebel2に関しては一分間に80語だったのが,100から120語になり,効果が出ているのを感じます.
頻出の動詞やその変化に関して「見たらわかる」ようになったのは大きかったです.シス単をひたすらやっても全然覚えられなかった3年間は何だったんだ

一方で,TOEICなどの試験の点が今受けて上がるかと聞かれると自信を持って「否」と答えられます.だって問題見ても全然わからないですもの. 一応,年度末にもう一度うけようかと思っているのでそのときに投稿すると思います.

人におすすめするかどうか

読書好きや,興味のない勉学には身が入らない人にはおすすめしてもいいかな,と思います. 特に本に熱中してエントリーシートの締切が過ぎていたり,気がついたら三食抜いていて立ち上がった途端に貧血で倒れたり,気がついたら一日立っていた経験がある人には,めちゃくちゃオススメしたいです.

原書で読みたい洋書などもあるでしょうし. ということで,人々におすすめできるようにこれからもどしどし読んで,春には「試験の点も対策無しで〇〇点上がったよ!」って言えるようになったらいいなって思います.