生物系博士の就活履歴
私の属性
まず私の属性ですが,バイオ系の博士課程生です.最近就職をする気になり,就活を行ったので,そのログを書きます.
学部は理学であり,企業受けは全くしない研究をしています.使ってるツールも専門性が高いわけでもなく….ただ,生物系に多い「数式アレルギーのあるピペド」にはならないように生きてきました.
周りに企業への就活をしている人は皆無で情報戦にも強くない人です.なので,情報量としては多くは出せないですが…
私のとった戦略
社会貢献なんてクソ喰らえな基礎研究をしています. そのため,問題解決能力や自ら調べて技能を身につけた経験と今後も新しいことに挑戦していく意欲を押していきました.
情報収集は,アカリクやワンキャリア,外資就活ドットコムなどを使いました. 紹介URLもそのうちはるつもです.
以下,細かいこと
webテスト
色々受けましたが,どれも特に対策してません.中学生レベルのことができたら詰まる問題はないと思います.
受けた感想として,どれも訓練したら解く速度が簡単に上げられるタイプのテストだと思いました.そこまでする気になるかは別として…
ES
- 「ESの書き方」とかいうサイトは気にせず,言いたいことが伝わりやすい文章を書く.
- 研究目的と研究内容を一致させる.応用には触れなかった.
- 問題解決能力・必要な技術を学習する積極性を押していく.
- 人と協力して研究を進めた経験を書く.(協調性を保証してあげる)
- 専門分野や取得済み技術に拘らないことを明言する.僕なら「解析で,問題解決がやれたら対象には拘らない.将来的には問題設定もしたい.ただし,生物学なら能力を発揮しやすい.」とか.
面接
- 自己紹介は本当に適当,情報量0.自己アピールは…僕は「数学や物理の好きな生物系です」みたいなこと言った.よくわからん.
- 研究については学会で違う専門の人と話す感じ.質問はラボ内の方が遥かに怖い.多分,ここが重視されている(願望)
- 毎度聞かれるアカデミックに残らない理由は「テーマ自体には拘りが無いので,研究ができるなら,年収的に企業がいい.」って言った.
社会貢献のため?大学研究が企業研究に比べて社会の役にたってないってか,表にでろ - 人の目を見て話す.取り繕わない.方便が出たっていい.
衣服
入社後も使えるという基準で考えました.
- スーツ: 入学式とかで使ったやつ.
- ネクタイ: 水族館とかで買ったやつ.
- 髪型: 就活カット,いたしません.耳出しません.眉毛出しません.ボニーテールにしません(できません).
- 靴: 走れる革靴にしました.カジュアルです.
- 鞄: 2wayのビジネスバックです.3wayでも良かったかな…
多分ちょっと浮いていましたが財閥系でも面接通過してるので問題ないと思います.
注:研究職だから適当にしただけです.営業系ではおすすめしません.
バイオ博士の就職先の検討,就活時期
一般的によく言われる就職先は
かな,と思います.
製薬企業
端的に言って,滅茶苦茶専攻開始が早いです.私が就活を始めたときには既に殆どの製薬企業がエントリーを締め切っていました.
D2の9月にはエントリーが始まると思っておかないといけないです.こんな時期に就活させて何がわかるっていうんだ
追記:本年度はアステラス製薬がD3の10月にES〆切で募集しています.忙しくてエントリーできないのが辛い…
あと,自前で研究する気なさそうなので私は出さなかったですが武田製薬さんもD3の初夏までESの募集していました.
化学系メーカー・素材メーカー(ライフサイエンス)
私が何社か出して来年から行く予定なのがこのあたりになります. 博士早期選考は医薬専業より少し遅かったです.
化学を学んでいない人が出せる企業としては,住友化学・旭化成・富士フィルム・東レ・帝人・AGC
あたりでしょうか.僕のリサーチ力が足りてないだけかもしれませんが.いずれも医薬品や農薬を作ってます.
食品系
体育会系・コミュ力高めの人が多くて怖いですね.キラキラして怖かったので僕は出してないです.